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インプラント手術後はどう過ごす?食事や生活の注意事項

[ 目次 ]


インプラント手術は、あごの骨に穴を開ける外科手術です。

周りの歯を削ることなく、入れ歯を固定したり、自然の歯と同じような働きを取り戻したりできるのが利点です。


しかし、手術後これまでと違う口腔状態で、食事に制限はあるのか、生活の中で気をつけたほうがいいことはあるのかなど、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回はインプラント手術後に日常生活をどのように送ればいいのか、注意点を交えてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。


インプラント手術後の食事に注意

まずは食事についてです。

手術後、控えたほうがいい食べ物があるのか、食事で痛みが出ないか、心配な方もいらっしゃると思います。


ここでは、術後の食事や食べ物について気をつける点をご紹介します。

食べ物

インプラント手術は麻酔を使います。

局所麻酔の場合、効果の持続時間は2〜3時間で手術直後はまだ麻酔が効いているので、感覚が鈍くなっています。

痛みや熱さを感じにくいので、唇や頰を噛んでしまったり、熱い食べ物でやけどをしてしまったりする可能性もあります。


術後数時間は食事や何かを食べることは避けるようにしましょう。


また、手術当日はおかゆやスープ、麺類、ゼリーといった柔らかい食べ物を摂るようにしてください。

おせんべいやナッツ類、フランスパンのような固い食べ物は、インプラントへの負担になりかねないのでできるだけ避けましょう。

飴を噛み砕くといったことにも注意が必要です。


また、食べる時には治療した側と反対側の歯で噛むようにしてください。

刺激物や甘い食べ物も、1週間程度は避けたほうがよいでしょう。


とくに辛い料理は刺激が強く、痛みや腫れ、出血の原因にもなるので控えてください。

お餅やガムといった粘度のある食べ物も気をつけましょう。


手術から3ヶ月〜半年経つと、インプラントがあごの骨にしっかりと定着してくるので、固い食べ物でも自分の歯と同じように食事を楽しめるようになりますよ。

飲み物

飲み物で気をつけたほうがよいのは、アルコールです。

アルコールを飲むと血流が良くなるため、出血してしまったり、傷口が腫れたりする危険性があります。

炎症を起こす可能性もあるので、手術から1週間程度は、お酒を飲むのを控えましょう。


また、炭酸飲料や、極端に熱い飲み物、冷たい飲み物も刺激になるので、手術直後は避けたほうがよいでしょう。

インプラント手術後の私生活に注意

手術の後は、どんなことに気をつけて過ごしたらいいのか、気になる方も多いと思います。

ここからは、日常生活で注意すべきポイントについてご紹介します。

睡眠

傷を早く治すためにも、睡眠はとても大切です。

夜更かしは避け、体をしっかりと休めることを心がけましょう。

運動

血の巡りがよくなると、傷口の痛みや出血につながります。

術後1週間程度は、激しい運動を控えましょう。


ウォーキングなどの軽い運動であっても、手術から2、3日は避けたほうがよいでしょう。

入浴

運動と同様、体を温めると血行がよくなり、痛みや出血の可能性があります。

手術から数日間は、湯船に長時間浸かることは避け、シャワーを浴びる程度にとどめることをおすすめします。

歯磨き

インプラント手術の後は、歯磨きを控えましょう。

傷口を触ってしまうことで、治りが遅くなったり傷口が開いてしまったりするおそれがあります。

抜糸を終えるまでの1週間〜10日程度は、傷口を刺激しないようにしましょう。


しかし、まったく歯磨きをしてはいけない、という意味ではありません。


口の中が汚れや細菌でいっぱいだと、治りも悪くなります。

口腔内を清潔に保つためにも、治療した部分以外の歯はいつも通り磨きましょう。


手術した部分の歯磨きができないことが気になる方には、うがい薬をおすすめします。

うがい薬を処方してくれる歯科医院もありますので、歯科医に相談してみるとよいでしょう。


普段の歯磨きの代わりとして、朝晩や食事後に使ってみてください。

ただし、強くブクブクとうがいをするのは出血の原因となりかねないので気を付けましょう。

刺激にならない程度に、積極的に活用しましょう。

喫煙

タバコを吸うことで、インプラントがあごの骨に結合しにくくなってしまうおそれがあります。


傷の治りが遅くなったり、炎症を引き起こしたりする可能性もあります。

歯周病を悪化させる原因にもなるので、喫煙は控えましょう。


手術前から禁煙しておくと、インプラントの寿命も伸ばすことができます。

なかなかすぐにはやめられないかもしれませんが、手術をきっかけに、禁煙に挑戦してみるのもおすすめです。

こんな痛みや違和感には注意

手術の後、多くの方が心配しているのが「痛み」ではないでしょうか。

ここでは術後の痛みや違和感について解説します。

術後には鎮痛剤を

インプラントの手術をした後は、鎮痛剤が処方されます。

手術直後は痛みがなかったとしても、それは麻酔が効いているだけという可能性があります。

麻酔が切れると同時に痛みが出るおそれがあるので、鎮痛剤を飲んでおきましょう。


とくに、インプラントの本数が多かったり、同時に抜歯をしたりした場合は痛みが強くなる可能性があるので、注意してください。

もしも痛みが出たら

術後の痛みは、通常ですと1週間程度でなくなります。


しかし、手術の後、耐えられないような痛みが出たり、薬を飲む量を増やしても痛みが変わらない場合は、手術をした歯科医に相談しましょう。


抜糸から1〜3週間は、違和感や不快感が続くケースが多いです。

ほとんどの場合は一過性のものなので、気にして処置部分を触らないようにしましょう。

数日後は抗菌薬のみ

手術から数日経って痛みがなければ、鎮痛剤は飲まなくても問題ありません。


ただ、鎮痛剤と一緒に抗菌薬が処方されていたら、痛みにかかわらず、最後までしっかりと飲み切りましょう。

また、薬の効果を正しく発揮させるためにも、アルコールとの同時接種はやめましょう。

こんな症状は要注意

手術後、湿疹や下痢の症状が出たときは、薬が体に合っていない可能性があります。


また、激しい痛みが続く、下唇がしびれる、よだれが止まらない、鼻血が出るといった症状が出た場合、治療部位やその周辺に問題が起きている危険性があります。


このような場合は無理に我慢をせず、すぐに歯科医に相談し、指示を仰ぐようにしましょう。

安静に過ごして治癒を早める

今回は、インプラント手術後にどう過ごしたらいいのか、日常生活で注意すべき点をご紹介しました。

麻酔を使った外科手術ということで、術後の経過に不安を覚える方も多いと思います。


しかし、歯科医の指導に沿って術後を安静に過ごすことで、治療部位の治りも早まります。

今回の記事を、ぜひ参考にしてみてくださいね。


当院では、KYOCERA製の高品質なデンタルインプラントを使用しています。

術後はしっかりと定期検診を行い、正しいアフターケアも指導していますので、気になることがあればお気軽にご相談いただければと思います。


患者様の不安を一つひとつ解消しながら、安心してインプラント生活を送っていただきたいと考えていますので、 ぜひ一度お問い合わせください。


インプラントや入れ歯、ブリッジでお悩みの方は「なすデンタルクリニック」まで!

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