なすデンタルクリニック

03-5851-8137

簡単なWEB予約はこちら

インプラントとセラミックってどう違う?

[ 目次 ]


歯が抜けたり、一部が欠けてしまったりした時、最近では銀歯の代わりにインプラント治療やセラミック治療が行われるのが一般的です。

しかし、いきなり歯医者さんで勧められたところで「何が違うの?」「どちらでもいいの?」と、その違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。


どちらも「歯を失った部分に対して行う治療」という意味では同じですが、歯根の状態によって選択する方法が変わってきます。

そこで今回は、インプラントとセラミックの違いについて、分かりやすく解説します。


インプラントとセラミックの違い

まずは、インプラントとセラミックについて、それぞれの違いをご紹介します。

治療を選ぶ際の基準になるため、何がどのように違うのか、ここでしっかりと理解しておきましょう。

インプラント

インプラントの特徴は、以下の通りです。

治療法

インプラントは、歯の根っこの部分にあたる「歯根」を失ってしまった時に行われる治療です。


インプラントの構造は、人工歯根(フィクスチャー)、支台部分(アバットメント)、人工歯(上部構造)の3つから成っています。

局所麻酔を用いた外科手術で、穴の開いた部分に人工歯根を埋め込み、そこに人工の歯を取り付ける方法です。

治療期間

治療が完了するまでに、下の歯で約6ヶ月、上の歯で約12ヶ月かかります。


インプラントには、埋め込んだ人工歯根が周囲の骨と結合するのを待つための「待機期間」があり、平均して2〜3ヶ月となっています。


上あごの方が骨が柔らかく、結合するまでに6ヶ月かかることも珍しくありません。

そのため、インプラントの治療期間は平均的に長くなるのです。

費用

インプラントの費用相場は、1本30〜40万円です。


検査代や手術代などが含まれた合計金額となりますが、医院の設備や使用する素材、医師の技術などによって費用に幅が出ます。


また、都心部では全国平均に比べて高くなる傾向があるため、35〜55万円程度と考えておくといいでしょう。

メリット・デメリット

インプラントのメリットは、天然の歯と同じようにしっかりと噛めることや、周りの歯への影響がほとんどないことなどです。


また見た目にも美しく、一旦装着してしまえば天然の歯と見分けが付かないほどの仕上がりです。


一方、自費診療に含まれるため費用が高額になり、金属アレルギーのある人は受けられないのがデメリットです。

治療期間が長いため、その分仮歯で過ごす期間も長くなります。

セラミック

セラミックの特徴は、以下の通りです。

治療法

セラミックは、残存している天然の歯に詰め物や被せ物をする治療法です。


陶器と同じ焼き物でできており、詰め物をオールセラミックインレー、被せ物をオールセラミッククラウンと呼びます。

治療には、金属を使わないのが特徴です。

治療期間

口腔内の状態にもよっても異なりますが、最短2回の通院で完了します。


セラミックの作成は1本につき1〜2週間かかるため、例えば治療する歯が1本で、スムーズに予約が取れた場合は2週間ほどで治療が終わります。

ただし、神経の治療が必要になったり、なかなか来院できない場合は、治療期間も長くなります。

費用

使用するセラミックの種類や大きさによって、費用が異なります。


最も高価なオールセラミックの場合で、詰め物は4〜8万円、被せ物は8〜18万円が相場と言われています。

その他、土台を作ったり神経を抜いたりする場合も実費負担となります。

メリット・デメリット

セラミックは、自分の歯を残せることや金属アレルギーの人でも治療を受けられるのがメリットです。


見た目が非常に自然で、変色もしにくいためきれいな歯が保てます。

ただし、強い力がかかると割れやすく、日頃から歯ぎしりなどをする人には向きません。

治療の際、健康な歯を削らなくてはならないこともデメリットと言えるでしょう。

インプラントとセラミックはどうやって選ぶ?

インプラントとセラミックの選び方について、以下にまとめました。

インプラント治療とセラミック治療、自分にはどちらが合っているのかを判断する際の参考になさってくださいね。

歯根の有無

歯根ごと失ってしまった場合は、インプラント一択になります。


反対に、歯根が残っている状態であれば、セラミックを使用して詰め物や被せ物を作ることを優先します。

ただし、歯根が残っていたり、一部が欠けた状態であったとしても、何らかの理由で抜歯が必要になる場合はインプラントが適していると言えます。

金属アレルギーの有無

インプラントは、歯根部分にチタンが使われているのが一般的です。


チタンは、比較的アレルギーを起こしにくい素材と言われていますが、決してゼロではないため、まれにインプラント治療ができない人もいます。

そんな時には、セラミックが選択肢の1つとなります。

前歯の場合

顔の中でも最も目立つパーツである前歯が欠損してしまった場合は、インプラントとセラミックの合わせ技を採用することがあります。


インプラントで歯根部を再生し、より色味や形を馴染ませやすいオールセラミックで被せ物を作る方法です。

健康な歯をむだに削ることなく、美しい歯並びが手に入ります。

しっかりと話し合って自分に合った治療を見極めよう

いかがだったでしょうか。

この記事を読んでいただくことで、インプラントとセラミックの違いについてご理解いただけたと思います。


1番のポイントは、歯根部分が残っているかどうかによって選択する治療が異なるということです。


基本的に歯根が欠損した場合はインプラント、それ以外はセラミックでの対応が可能ですが、口腔内の状態や医師によっても判断が変わってきます。

もちろん他にも選択肢がある場合もあるため、歯医者さんとよく相談した上で決めましょう。


インプラントや入れ歯、ブリッジでお悩みの方は「なすデンタルクリニック」まで!

お役立ちコラム一覧へ戻る

お電話でのお問い合わせ

03-5851-8137


PCサイトはこちらから