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インプラントとブリッジの決定的な違いとは?

[ 目次 ]


インプラントとブリッジは何が違うのかよく分からない。それぞれに良い点があるけど明確な違いが分からない。選ぶポイントが分からないなどお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?


一言でインプラント治療は、ブリッジに比べて他の歯に負担をかけないのが決定的な違いです。


とはいってもより具体的にイメージしていただきたいので、インプラントとブリッジの違いについて様々な視点から紹介していきます。歯科治療のお悩み解決のヒントにしてくださいね。


インプラントとブリッジって何?

インプラントとブリッジ治療に関して詳しくご案内します。よく耳にしていても説明まではできない方もぜひ参考にしてください。

インプラント

インプラントは、まず失った歯の場所に人工歯根を埋め込み、その上にセラミックなどの被せものを装着します。

インプラント治療の場合、歯のない場所に人工歯根を埋め込むため、周囲の歯を削る必要はありません。

ブリッジ

ブリッジは失った歯の両サイドにある健康な歯を削り、被せもので一列につなぎ合わせる方法です。

ブリッジ治療の場合、ブリッジの土台を作る必要があるため、土台になる歯を約1~1.5mm程度削らなければなりません。被せもので一列につなぎ合わせると見た目は自然に見えますが、健康な歯を削るのは、歯の将来を考えるとどうしても抵抗を覚える方もいます。


インプラントとブリッジを比較してみよう

インプラントとブリッジは同じ歯の治療方法ですよね。しかし、比べてみるとどういった違いがあるのでしょうか。ここでは、インプラントとブリッジの下記の内容を比較してみます。


  • ・治療法
  • ・治療の流れ
  • ・費用
  • ・治療期間
  • ・メンテナンス
  • ・私生活
  • ・リスク
  • ・将来的な面
  • ・保険適用など特別条件

比較する中で自分に合った治療方法を見つけてみましょう。

治療法

インプラント治療は、失った歯の代わりに人工の歯根を埋め込む治療法です。

ブリッジ治療は失った歯の両隣の歯を削り、そこに人工歯をはめ込む治療法です。

治療の流れ

それぞれの治療の流れを見ていきましょう。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れをご紹介します。


  • ・カウンセリング、初診
  • ・診断・検査
  • ・治療計画の案内・契約
  • ・外科手術でインプラントの埋め込み手術
  • ・仮歯の作成・調整
  • ・被せもの(実際に見える歯の部分)の取り付け
  • ・定期検診

インプラントの場合、周囲の歯を傷つけることなく1本でも治療可能ですので、残っている歯の本数はあまり気にしなくても大丈夫です。

ブリッジ治療の流れ

次に、ブリッジ治療の流れをご紹介します。


  • ・カウンセリング、初診
  • ・診断・検査
  • ・歯を削る(歯のない部分の両隣)
  • ・ブリッジの土台作り
  • ・仮歯の作成・噛み合わせの確認
  • ・ブリッジ完成
  • ・必要に応じて定期検診

ブリッジは、失った歯の本数が多い場合や残っている歯の状態がよくない場合は治療できないケースがあります。ブリッジはご説明した通り、周囲の歯を削り架け橋を作るので、その土台がしっかりしていて、なおかつ健康な歯が多く残っていなければなりません。

費用

歯の治療をする意味では同じインプラントとブリッジですが、決定的に違うのがインプラントは自費診療で、ブリッジは保険診療である点です。

保険が適用されるブリッジの保険診療は、治療費の1~3割負担を支払うと治療できます。例えば、10,000円かかる治療の場合、1割負担で考えると1,000円で済みます。

自費診療か保険診療

ブリッジの場合は保険の適用外も選べるため、支払い方法を選びやすいです。

反対に、インプラントの場合は1本につき約25〜50万円が相場です。しかし、インプラントは医療費控除を使用する場合や歯の状態・原因によって保険適用も考えられますので、ぜひ一度当院にご相談ください。

治療期間

インプラントとブリッジの治療期間はそれぞれ違います。治療前に大体どのくらいかかるのか確認しておきましょう。

インプラント治療期間

インプラント治療期間は大体6ヶ月~1年が平均とされています。

インプラント手術自体は1〜2日で終わりますが、インプラントがあごにしっかりと結合するまでの期間の待ち時間が必要です。そのため、他の治療に比べて長めになるでしょう。下あごで3ヶ月以上、上あごで6ヶ月以上が平均的に必要です。合計治療期間は、下あごで6ヶ月以上、上あごで1年以上と考えておくと良いでしょう。

治療期間にこんなにも開きがあるのは、1人1人の歯の状態が違うからです。1本の歯以外が健康でしっかりしている場合は、すぐに治療に入れます。反対に、口の状況に何かしらの問題がある場合は時間がかかります。

インプラントは、虫歯のように削ったあとに型取りをして、次回までに被せものをして治療終了のように短い期間で終わるものではありません。


  • ・あごの骨に土台となる人工歯根を埋め込む
  • ・骨と人工歯根が結合するまで待つ
  • ・人工歯根と人工歯を結合する装置を付ける

上記のようにいくつもの段階があるため、時間がかかります。

ブリッジ治療期間

ブリッジ治療期間は大体1〜3ヶ月が平均とされています。

ブリッジは、インプラントや入れ歯と比べても、治療期間が短いことで知られています。数回の通院で歯を元どおりに戻したい方、忙しい方や短期間治療を完了したい方に最適な治療法です。ただ、歯があれば必ずブリッジが適応されるわけではないのも知っておいてください。歯は丈夫なものとそうでないものがあり、ブリッジが適応できるのか、そうでないのかを判断します。

ブリッジをする際は、無くなった歯の両隣を削り、その健康な歯もいずれは傷ついていく可能性があります。そんな中、近年の技術の進歩により、両隣の歯をほとんど削らなくても良いブリッジ治療も可能になっているのです。

従来は、両隣の健康な歯のエナメル質をすべて削り、歯の大部分を削る必要がありましたが、エナメル質を残しつつブリッジをするのも可能なので、健康な歯を大切にできます。

メンテナンス

インプラント治療とブリッジ治療を受けて長持ちしたい場合にいえるのは、両者とも歯科医院で定期的にメンテナンスを受けることです。いくらセルフメンテナンスで気を付けていても、プロに診てもらうのとでは変わってきます。

定期検診とセルフメンテナンス

メンテナンスでは、検診はもちろんクリーニングも可能です。自分自身ではできないケアや日々の歯磨きでは取れない汚れも対応してもらえます。

とくにブリッジの場合、支えている両隣の歯のケアも大事です。この支えている歯にトラブルがあると、3本連続で歯がダメになってしまうので気を付けましょう。また、寝ている間は気づかないうちに歯ぎしりや食いしばりなどで負担がかかっています。そのような方は、ナイトガードを作って歯に負担がかからないようにしましょう。

私生活

インプラント治療とブリッジ治療を受ける場合、私生活での影響はあるのでしょうか。

入院

インプラントは外科手術を受ける必要がありますが、術後の入院は基本的には必要ありません。

ただし、手術直後は激しい運動はしてはいけません。体調を診ながら判断が必要ですが、大体2~3日間は安静にしておいた方が良いでしょう。また、ブリッジ治療も同様に入院は必要ありません。

学校や仕事

インプラント治療を受ける日ですが、念のため学校や仕事のお休みを取った方が良いでしょう。術後は安静にしておかなければなりませんし、ほとんどの場合局所麻酔を使うため、麻酔が切れてから痛みを感じます。

ブリッジの場合、ブリッジを被せる治療が終わり次第学校や仕事に戻れますが、念のため安静にしておいた方が良いです。無理はせず過ごすようにしてください。

リスク

ブリッジは歯の通常治療と同じと考えて良いですが、インプラントの場合は外科手術を行います。そのため、リスクをともなう可能性があります。

手術前

あごの骨に埋め込むインプラントですが、そのあごの骨がしっかりしていないとインプラントが抜け落ちてしまうケースがあります。

あごの骨が少なくなる原因は、歯周病です。定期的に歯科医院で歯石の除去をしたり、食生活や歯磨きなどで日頃から歯周病にならないようにしておきましょう。また、喫煙者は禁煙をするように心がけましょう。喫煙により血流が悪くなります。その結果、血中酸素濃度や栄養が減りインプラントと骨が結合しにくくなってしまいます。

ブリッジは健康な歯を削らなければいけないため、健康な歯の寿命を早めてしまうことがリスクです。

手術後

インプラントの外科手術では歯茎を切開して行います。一般的な手術と同じように腫れや痛みをともなうでしょう。症状が続く場合は速やかに担当医師に相談してください。感染症を引き起こしていたり、インプラントがきちんと埋め込まれていない可能性も考えられます。

ブリッジは、土台の歯が虫歯・歯周病になりやすいのがリスクの一つです。また、虫歯のリスクが歯を削ることで高まります。

将来的な面

インプラントはきちんと定期的なメンテナンスをすると、天然の歯と同じように長く使えます。さらに、インプラントの材料であるチタンは人体と相性が良いので比較的すぐに馴染むのです。歯の治療だけではなく、他の体の部位としても利用されているので安心できます。

ブリッジに関しても定期的にメンテナンスは必要です。インプラントに比べるとブリッジの土台となっている歯が虫歯や歯周病になってしまうリスクを考えておかないといけません。そして、その土台の歯が何かしらの影響でもろくなってしまい、ブリッジからインプラントに変更する方もいます。

保険適用など特別条件

インプラント治療は基本的に保険が適用されない治療ですが、特別条件もあります。


  • ・生まれつき3分の1以上のあごの骨がない場合
  • ・もしくは形成不全の場合
  • ・病気や第三者による事故であごの骨の多くを失ってしまった場合

    • 一方、金属ブリッジは基本的に保険が適用されますが、ジルコニア・セラミックなどの素材は保険が適用されない自由診療になります。


      インプラントとブリッジの選び方と注意点

      自分の大切な歯を誰かに委ねるとなると気になるのが、選び方と注意しなければならない点ですよね。治療費も高額になるため、自分に合う信頼できる歯科医師選びも大事です。

      ここでは、治療を受ける際どのように選んだら良いのか、歯科医院を選ぶポイントと注意すべき点をご紹介いたします。

      条件によって場合分け

      インプラントとブリッジの選び方をシチュエーションや条件によって、場合分けでご紹介します。


      • ・できるだけ健康な歯を保持したい
      • ・既往症がある
      • ・骨粗しょう症の場合
      • ・金属アレルギーの場合
      • ・持病がある場合
      • ・年齢による条件

      ぜひ参考にしてください。

      できるだけ健康な歯を保持したい

      健康な歯を傷つけずに保持したい場合におすすめなのはインプラントです。

      1本のみを治療する場合は、周囲にある歯を傷つけずに済みますが、ブリッジの場合は両隣の歯を削る必要があります。さらに、インプラントは天然の歯と同じような使い心地に感じられるのも魅力です。

      既往症がある

      まず既往症とは、以前かかったことがあり、現在は治っている病気を指します。インプラント治療を受ける場合、糖尿病・心臓病などの避けなければならない病気があるのです。

      骨粗しょう症の場合

      骨を増やす治療が必要なため、治療の期間が長引く場合もありますが治療は可能です。

      金属アレルギーの場合

      チタン人体と親和性が高いのでよく馴染むとされていますが、以前金属アレルギーでトラブルがあった方は万が一を回避するためにも事前にお知らせください。

      持病がある場合

      とくに、インプラント治療では外科手術を行いますので、持病がある方は事前にお知らせください。疾患のある方は治療ができない場合があります。

      年齢による条件

      インプラントとブリッジは、あごの骨に人工歯根を埋め込んだり歯を削ったりする必要があるので、子どもに治療ができません。基本的に18歳以上が対象です。


      迷ったらドクターに相談しよう!

      いかがでしたでしょうか。人によって歯の状態が違うのと同じで、インプラントとブリッジそれぞれに特性があります。

      まずは何が自分に合うのかドクターに相談してください。ご自身の目的やゴールに向けて、最善の治療法を選択しましょう。

      インプラントや入れ歯、ブリッジでお悩みの方は「なすデンタルクリニック」まで!

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